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【ボンQ】日本最西端の地・与那国島へ。DHC-Q400CC非常口席の広さに感動。【旅行記】

こんにちは!ホールディングです。

2022年1月、1泊2日で与那国島と波照間島の両方に行くというなんともHNTな旅に出かけてきました。

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今回は、1日目である与那国島への旅について、もう少し詳しくブレイクして書いていけたらと思います。滞在およそ5時間という短い日帰り旅でしたが、十分見どころアリの楽しい旅でした。それでは行ってみましょう!

まずは羽田を出発。石垣経由で与那国へ。

与那国島へは、那覇と石垣から飛行機で、あるいは石垣からフェリーで行くことができますが、フェリーだと4時間半もかかるので(しかも”ゲロ船”と呼ばれるくらい船酔いするらしい)、飛行機で行くのが一般的なようです。今回私は、羽田→石垣→与那国の飛行機を選択しました。羽田発は6時45分。旅行僧の朝は早い。。。サクララウンジから見えるエプロンは日の出前で、なんとも幻想的でした。

石垣までは、JTA(日本トランスオーシャン航空)での運航便でした。恥ずかしながら利用するのは初めてだったのですが、めちゃめちゃ快適でした。特にWi-Fiの強度が最強ツイッターのフォロワーさんからはその良い評判を聞いていたのですが、実際に使ってみて驚きました。普通のネットサーフィンならサクサクで、空の上にいることを感じさせませんでした。非常識かと思って試しはしなかったものの、あの感じであればYouTubeでも普通に見られるかもしれません。JTA、オススメです。

石垣到着後、約2時間半の微妙なトランジットタイムを消化し、いよいよ与那国に向かいました。

石垣⇔与那国はRACのボンQで!DHC8-Q400CCという機材について。

石垣から与那国はRAC(琉球エアコミューター)での運行となりました。ちなみに、このRACや前述のJTAはJALのグループ会社です。厳密にはJALと違う会社ですが、JAL便と同じようにHP・アプリから予約できますし、マイルもJAL便と同じように貯まります。

RACの機材は“ボンバルディアDHC8-Q400CC”飛行機好きの間で「ボンQ」という愛称で呼ばれている、超カッケェプロペラ機です(写真は帰りの便)。

Q400CCのQはQuietの意味。従来よりも静音タイプ(とはいえプロペラ機なのでジェット機よりはうるさいですが)の機体ということですね。またCCはCargo Combiの略。機体の後方のスペースを座席ではなく貨物用のスペースとしています。離島で必要な物資を運ぶ機能も担っている、RACならではの機体といえるでしょう。このため、座席は標準が74席に対して50席と、少し減っています。

また、この機種の特徴として、非常口座席があるという点が挙げられます。下図の通り、12列目が非常口座席になっています(JALのHPより)。

「いやいや、非常口座席なんてどの飛行機にもあるでしょ」とお思いになるかもしれませんが、CCではない普通のQ400(例えばANAの機材)では、機体の一番後方に非常口が設けられているため、非常口に面した座席はないんです(ANAのHPより)。

貨物室を拡大した結果、副次的に生まれた非常口というわけですね。今回、与那国からの戻りの便にてこの非常口座席を実際に体験することができました。

その様子がこちら。ボンQの非常口座席、メチャメチャ広いです。身長180cm超の私ですが、脚を完全に伸ばしてもまだ余裕があるくらいでした。B737なんかの非常口座席よりよっぽど快適なんじゃないでしょうか。やはり非常口座席とあって、荷物をすべてしまわなければならない等のデメリットはありますが、そう長くないプロペラ機でのフライト。荷物は全部文字通り棚に上げて、足を延ばして景色を眺めながらゆっくりしてはどうかな、と思います。

非常口座席の詳細は以下で解説しています。

【飛行機】非常口席について解説。足元は広いがデメリットも?こんにちは!ホールディングです。 飛行機の座席選びって、難しいし迷いますよね。まいどおなじみ、「ホールディング流 飛行機の座席選び...

さて、旅行記に話を戻します。プロペラの真後ろの特等席に乗って与那国島へ出発です。翼が窓の上部分から生えているので、いずれの席からも外が見えますよ。

30分ほどの短いフライトで、与那国空港に到着です。写真は着陸前にみえる与那国島の様子。天気が変わりやすい与那国島ですが、この日はなんとか持ちこたえてくれました。

与那国空港はとても小さな空港で、全て沖留めです。ターミナルというよりは役場みたいな見た目のターミナルまでは、歩いて移動です。中にはこれまたこぢんまりとしたターンテーブルが1つだけありました。

与那国島での滞在は約5時間。

今回の与那国は日帰り旅でした。13:05着、18:50発ですので、飛行機の搭乗時間も考えるとだいたい5時間。ただ、与那国島は、周囲30kmに満たない小さな島です。今回のように滞在5時間、原付移動でも十分ぐるりと1周めぐり切ることができますよ。逆に、小さな島ではあるもののアップダウンは激しいため、自転車での観光はなかなかハードです。レンタルバイクかレンタカーでの移動がベターでしょう。

今回は、「与那国ホンダ」にて原付バイクをレンタルすることにしました。空港までは無料送迎付きです。メールでは空港でお出迎え、とのことだったのですが、ターミナルを出てみると誰もおらず。電話を掛けると「すみません、今から行きます」とのこと。さっそく島の洗礼かな?と思いながら、波乱のスタートです(後から振り返れば、このロスはあまり響かなかったのでよかったです)。

想定よりはきれい目の原付をレンタルし、旅のスタートです。与那国島は交通量がかなり少なめなので、原付に慣れていない方も安心して島内をめぐることができると思います。今回は、時計回りで島を巡っていくことにしました。

島の東端、東崎へ

まずは東へ向かいます。島の東端「東崎」に灯台があるというので、そちらに行くことに。

こんな感じ。島では与那国馬と呼ばれる固有の馬や、黒毛の牛があちらこちらで放牧されていました。

人になれているのか、近づいても知らん顔。人も動物もゆったりとした時間を過ごしているようです。

最西端の地・西崎へ!

続いて、メインディッシュである最西端の地へ、南回りで向かっていきます。途中にドクターコトーのロケ地としても知られる比川の集落があります(ドラマ自体よく知らないので割愛します、スミマセン)。

途中で公道を占拠する馬たちをかいくぐるシーンもありました。本当に自由な島です。笑

そして…

着きました!日本最西端の地!日本の4つの端っこのうち、唯一民間人が行くことができる場所として有名ですね。台湾までわずか111kmとのことで、年に数回、台湾の山並みが見えることもあるそうです!すごいですね。

島随一のフォトスポット・ダンヌ浜へ。

続いて、島の北部にあるビーチ、「ダンヌ浜」に向かいました。

1月ということもあり、さすがに泳げるほどは暖かくなかったですが、日光浴には十分のビーチでした。ただ、このビーチの最大の武器は「公衆トイレ」にあります。

そのトイレ越しに撮った写真がこちら。トイレの出口が円形になっており、そこからビーチが一望できます。「世界一映える公衆便所」とも言われているとか。笑 なんとも映える写真が簡単に撮影できます。SNSのプロフィール画像とかに良さそうですね。波形や雲の形など、思い描く形になるまで撮影にふけるのも一興かもしれません。

空港の食堂にて「漬けカジキ丼」を食す。

さて、これにて島内観光はひと段落。所要時間は4時間くらいでした。原付を給油・返却し、空港に戻ります。ちなみにガソリン代は95円でした。

思いのほか時間が余ったので、空港の食堂に行くことにしました。島の名物だというカジキマグロの漬け丼をチョイス。

漬けということで臭みもなく、おいしくいただきました。スープは味噌汁ではなくそばでした。ボリューム満点。沖縄では付け合わせは沖縄そばなのが普通なんですかね?石垣島だったかの食堂でもそばが入っていた記憶があります。

飛行機に乗って石垣島へ戻り。

この日の最終便に乗って石垣島へ戻り、旅は終了です。ちなみに、与那国→石垣の最終便(18:50発)に乗ると石垣から先へは乗り継げませんので、注意が必要です(特に日曜日)。

石垣空港でのボンちゃんの様子。やっぱりカッコいいです。その後は石垣市内へ向かい、翌日の波照間に備えておとなしく寝ました(まん防期間中でまともにお店が開いていませんでした。。。)

それでは今回は以上。波照間版の旅行記も別途したためたいと思います。

ありがとうございました!

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