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【1泊2日】日本最西端・最南端 一挙制覇の旅【与那国・波照間セルフツアー】

こんにちは!ホールディングです。
先日申し込んだ「どこかにマイル」で石垣島がヒット。ぜいたくな悩みですが、昨年のSFC修行で2度も石垣島に行っていた私は「正直もう行くとこないな、、、?」と思ってしまいました。

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だったら今回はさらに先を攻めよう!と思い、最南端の地・波照間を目指すことに。さらには、「せっかく南に行くんなら、西も行っとく?」という謎のトラベラーズハイで与那国島もと、ただの週末に2つとも行くことにしました。笑

そもそもスケジュール的に行けるのか?という疑問がありましたが、結論から言うと、東京発・1泊2日でも与那国・波照間両方に行くことは可能です。実際の旅程について、現地での交通手段についてなど、気になる点をまとめていきますので、お付き合いいただければと思います。よろしくお願いします!

スケジュールのアウトライン

まず、この旅のタイムスケジュールについて簡単に記しておきます。

Day1(土曜日)

・羽田→石垣→与那国と飛行機乗り継ぎ

与那国島で原付をレンタル、約5時間滞在

・夕方の飛行機で石垣へ戻り、石垣市街地で宿泊

Day2(日曜日)

・朝、石垣島離島ターミナルから波照間へ出港

波照間島で自転車をレンタル、約3時間半滞在

・昼過ぎの船で石垣島戻り、昼食

・しばし石垣島で自由時間、夜の飛行機で羽田へ

概要はざっとこんな感じ。「ちょっと現地での滞在時間短くない?」と思った人がいるかもしれませんが、意外にもこれでちょうど良いくらいでした。後述する詳細も含めて、参考にしてみてください。

それでは次に、日ごとにもう少し詳しく見ていきます。

Day1:与那国島へ

まずは1日目。東京を出発して与那国島に向かいます。

羽田→石垣→与那国

羽田から与那国へは、JALグループのJTA、RACを乗り継いでいく行程となりました。与那国島へは那覇・石垣から飛行機、あるいは石垣からフェリーで行くことができますが、フェリーだと4時間以上かかることもあり、飛行機で行くのが一般的です。

羽田→与那国の行程

JL971便(羽田6:45→石垣9:50)→RAC743(石垣12:35→与那国13:05)

あとから調べたところ、同じJL971便から10:10発のRAC741便に乗り継ぎ可能なようですね(JALの公式サイトから乗継で予約できるので)。これに気付きませんでしたので、乗り継ぎ2時間半超という微妙なスケジュールになりました。こういう時、カードラウンジすらない空港だとキツいですね。早く石垣空港にラウンジ整備されてほしい。。

与那国島にて、約5時間滞在

この記事の構想を練ったりしてなんとかトランジットタイムを消化し、与那国へ到着。

与那国島では、原付バイクをレンタルして島内へ。与那国島は、周囲30kmに満たない小さな島です。今回のように滞在5時間、原付移動でも十分ぐるりと1周めぐり切ることができますよ!逆に、小さな島ではあるもののアップダウンは激しいため、自転車での観光はなかなかハードです。レンタルバイクかレンタカーでの移動がベターでしょう。

与那国馬が公道を占拠している光景や、美しい海岸線を眺めたりしながらツーリングができました。なんだかまるで日本ではない異国の地に来たみたいで、すごく楽しかったです。

最西端の碑も抜かりなく納めました。

与那国→石垣

その日の最終便で石垣に戻り、翌日に備えます。与那国空港はとても小さな空港ですが、食堂や土産物屋もあり、時間つぶしも不可能ではないです。

プロペラ機の”ボンQ”での運行で、石垣・与那国ともタラップでの昇降となります。至近距離でのボンちゃんイケメン過ぎんか。と思いながら、初日は終了です。

Day2:波照間島へ

2日目はいよいよ最果ての地、波照間島へと向かいます。

波照間島へはフェリーで!

波照間島へのアクセス方法は、フェリーのみです。(※波照間空港が一応存在するものの、2022年2月現在定期便は就航していません。)

今回選んだのは、安栄観光から発売されている、石垣⇔波照間往復+波照間でのレンタサイクルがセットになったツアー「波照間サイクリングコース」。現地で自転車をチャーターする手続きを省けるのももちろんうれしいですが、往復ともに運行が確定していなければ中止となる(キャンセル料無料)というのが最大のポイントです。週末トラベラーとして、行ったからには帰ってこなければなりません。ただでさえ欠航が多いこの航路ですから、帰りの便の運航にある程度確信をもって出発できるというのはかなり安心です。

石垣⇔波照間の行程

石垣発第1便(8:00発→9:30頃着)→波照間発第2便(13:15発→石垣14:15頃着)

今回、無事に天候に恵まれてグリーンライトが灯りました。朝8時出港の船で波照間島へと出港です!

船に揺られること約90分。波照間島に到着しました。乗船している時間が比較的長いので、船酔いする方もいるようです。不安な方は事前に酔い止めを用意しておくほうが良いかと思います(石垣空港や市内にて購入できます)。

波照間島にて、約3時間半滞在

前述の通り、波照間島では自転車移動となりました。今回は昼の便で石垣に帰る行程のため、滞在時間は約3時間半でしたが、波照間島は外周14.8kmと与那国島よりもさらに小さめ。自転車でも3時間あれば十分に回りきれるサイズ感でした。ただ、この島もそこそこのアップダウンがあるため、普段運動されていない方だとちょっと苦しいかもしれません(そう長い坂はないので、そこは押していけば全然問題なしです)。

現地では波照間空港、最南端の碑、ニシ浜など、主要な観光地を時計回りで巡っていきました。特におすすめなのはやっぱりニシ浜。


日本でも指折りのきれいなビーチです。ここで時間の調整ができるように、行程の後半に持ってくるのが吉だと思います。私も、ここまでスムーズに回って来れたこともあり、1時間くらい日光浴できる時間的な余裕がありました。

最後にニシ浜のほど近くで「波照間ブルー」のかき氷をいただき、昼の石垣行きに乗って石垣島に帰りました。実はこのツアー、帰りの便に指定がなく、昼の第2便(13:15発)、夕方の第3便(16:20発)どちらに乗っても大丈夫なんです。とはいえ、3便までの約6時間半、波照間島ですることがあるかと言われれば謎ですし、石垣島に帰ってからの時間的余裕もほしいところですので、個人的には2便で帰ってくるのが合理的かと思います。

石垣島へ戻り、その後

石垣には14:15ごろに到着。その後、離島ターミナル近辺でランチにしました。波照間島ではご飯にありつけそうなところはあまり多くないので、その点も注意が必要かもしれませんね。

考察・注意点

ここまで読んでいただいた方にはお分かりいただけたかと思いますが、1泊2日で与那国・波照間両取りというのはなかなかに過密で無理のある行程になっています。ここから先は、「もう少し余裕のあるスケジュールにできないか?」「この旅程を遂行する際に気を付けることは?」という観点から、いくつか書いていきたいと思います。

(考察①)与那国島or波照間島で1泊できないか?

せっかく最果ての地に行くのに、どちらの島も日帰りで帰ってきてしまうのは少し味気ない気もします。どちらかで1泊とできないか考えてみます。

まずは与那国島に1泊のパターン。こちらは可能です。土曜日に与那国島に1泊し、日曜の始発便(RAC742)で石垣へ。9:40に石垣空港に着きますので、石垣-波照間の第二便(11:45発)に間に合います。波照間からの最終便で石垣に戻れば、羽田行きには十分間に合いますね。日曜日はだいぶバタバタしそうですが、理論上は可能な行程です。

土曜・与那国泊からの日曜・波照間行きは可能。

続いて土曜に波照間に行って泊まり、日曜に与那国に行くパターンを考えましょう。こちらは結論から言うと「最西端到達は不可能だが、与那国空港タッチは可能」となります。まず、日曜の波照間-石垣第一便(9:50発)で石垣へ。11:30頃の石垣港到着ですが、がんばって石垣空港12:35発のRAC743便に間に合う想定とします。このあと最西端に向かうなど現地での観光を考えると、折り返しはRAC748(石垣:19:20着)。こうなると、石垣-羽田の最終便に繋がりません。「石垣までは帰れるけど、東京に戻れない」となり、ゲームオーバーです。

なお与那国タッチであれば、RAC743の折り返しRAC744(石垣14:05着)で戻りになりますので、全然余裕ですね。ただ、このケースだとせいぜい空港の空気を吸うことができるくらいで、最西端の地には行けません。これでは正直与那国島に行く意味を成していないと思いますので、波照間島で1泊というのは厳しそうです。

土曜・波照間泊だと、日曜日の与那国での最西端到達に繋がらない。

(考察②)出発時刻をもう少し遅くor到着時刻をもう少し早くできないか?

私が組んだ旅程だと、土曜朝6:45に羽田発、日曜夜22:00に羽田着とかなりキツい行程になってしまっています。。。これだと金曜前泊しなくてはいけなかったり(私もそうでした)、日曜家につくのが深夜になってしまったりでしんどいですよね。

というわけで、もう少し日程をマイルドにする方法がないか、ちょっと考えてみました。

羽田発(土曜朝)をもう少し遅く…可能!

朝を遅らせることについては、石垣までをANAにすることで実現可能です。NH089便(8:15羽田発→11:15石垣着)であればRAC743便(石垣12:35発)に十分間に合います。これで羽田からの出発(ひいては起床時刻)を1時間半遅らせることができますね。笑

今回私はJAL・どこかにマイルだったのでこの考えには至りませんでしたが、このANA・JAL併用作戦は効果的です。ただ、会社が異なるため一括でのチェックインや荷物の預入等はできないことにご留意ください。

羽田着(日曜夜)をもう少し早く…那覇乗り継ぎにすれば可能!

一方の到着時間を早める方ですが、波照間発の昼便(石垣着14:15頃→石垣空港着は最速15時ごろ)ベースで考えると、直行便では該当するものがなさそうでした。しかし、那覇での乗継を選択することで20:35(ANA)あるいは21:00(JAL)に羽田に着くことができます(以下にANAのケースを示します)。これで1~1.5時間程度早めに家に着くことができそうです。

ANAの場合、2か月前に発売されるバリュートランジット(乗継運賃の一種)の方が直行便より安いことも少なくないので、狙い目かもしれません。途中降機をちょうどいい休憩時間とみなせる方にはなおオススメの工程です。

(参考)バリュートランジットの詳細を以下にまとめていますので、よろしければ参考に。

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(注意)波照間島航路の欠航リスクには十分注意

この行程で一番注意が必要なのが、波照間島行きのフェリーの運航状況についてです。外海を通る航路であることから、時化による欠航の割合が非常に高いことで有名です。調べたところだと、全体の3~5割が欠航になるとのこと。行きが欠航になって予定が総崩れというのもよくはないですが、中でも最悪なのが「行けたはいいけど帰りの便が欠航になり、帰れない」というケースです。波照間島に行く際は、帰りの便まで含めた運行状況を確実にチェックすることが大事です。

また、今回私が利用した、安栄観光の石垣⇔波照間往復+波照間でのレンタサイクルがセットになったツアー「波照間サイクリングコースもオススメです。「往復の運航が確定しなければそもそも催行しません」というスタイルなので、帰ってこれるという確信をある程度持って出発することができますよ。

考察・注意点

今回は「ただの週末に思い立って最西端・最南端制覇してみた旅」について、新たな可能性も含めて解説してきました。全国のHNTトラベラーの皆さん、ぜひ挑戦してみてください。笑

与那国編、波照間編とブレイクした旅行記も出していきたいと思っていますので、乞うご期待。

それでは今回は以上。ありがとうございました!