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【国際線】飛行機のバルクヘッド席(最前列席)を全くオススメしない3つの理由。通常席と比較。

こんにちは!学生修行僧のホールディングです。

この前、JALプレエコ利用でシンガポールに行ったときにバルクヘッド席と呼ばれる最前列の席に乗りました。

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バルクヘッド席とは、このように前に席がなく、壁になっている席のことです。

この席、前が広々でいい席だと思っていませんか?

そんなことまっっったくないです!デメリットしかない。

ちょっとこれは今後一切(特に国際線では)使うことはないな、、、と思ったので、その理由を語っていきたいと思います。

バルクヘッド席とは

バルクヘッド席(bulkhead seat)とは、前述のように前が壁になっている席です。

一見、開放感があっていい席に見えます。

元はと言えば、自らバルクヘッド席(17A)を選択していました。(JALのボーイング777-200、国際線機のプレミアムエコノミー最前列です。)

「何となく広そう」「最前列A席だと食事等のサービスを最初に受けることができる」という理由からでした。確かにサービスを最初に受けられるのは本当です。多少の優越感はあります。でもそれ、必要ですか?と思います。食事が出てくるのが5分10分遅れたとしても、実害はほとんどないですよね。

長時間を過ごす座席では、快適さが優先だと思います。

(個人の見解):飛行機の座席は快適さ重視で選ぶべき。バルクヘッドはその点で問題あり。

バルクヘッド席のデメリット

バルクヘッド席は、肝心の快適性という部分で、気になる欠陥を3つ抱えています。僕が実際に乗って感じた問題点を順に紹介します。

(個人の感想です。また僕が180㎝強の男性であることに起因する点もあると思いますので、その点ご了承ください。)

①「広い」は大嘘。狭いです。

バルクヘッド席は、前方のスペースが広いと言われています。ある意味では正解であり、ある意味では間違っていると思います。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: bulk-1024x377.png

同じJALプレエコ席で、バルクヘッドとそうでない一般席を比較した画像です。

まず、バルクヘッド席について考えます。確かに、前のシートポケットまでは遠く、空間的なスペースは広いと言えます。

しかし、よく考えてほしいのは足元のスペースです。バルクヘッド席の足元は前方の壁によって完全に閉ざされています。これが本当に厄介。寝ようと思ってリクライニングしたら、足がつかえるんです。

対しての一般席。前の座席は近いものの、足元のスペースは広く空いています。シートを最大まで倒しても足がつかえることはなかったので、明らかにバルクヘッドよりも広かったです。

この違いは、特に夜行便で重要になってきます。足がつくつかないで、睡眠の質がかなり違ってくるからです。

夜行便でしっかり寝たい方、バルクヘッドを選んではいけません

足元のスペースは想像以上に狭い(特にリクライニング時)

ちなみに、前方のスペースが広いことも、大した利点ではないと思います。むしろデメリットかと。なぜなら、シートポケットが遠く、手が届くのがやっとだからです。180㎝超の僕でそれですから、女性だとまず届かないと思います。物の出し入れで毎回立つの、イヤでしょ?座ったままでは水の出し入れすらできないってストレスですよ。

前方のシートポケットが遠い。

②離着陸時に荷物を置けない

これは主に短い昼便でのデメリットになるでしょうか。

先ほども言ったように、前方に足元のスペースがありません。そのため、離着陸時にすべての荷物を上の棚に収納する必要があります。普通の席ならリュック程度であれば座席下に置いておけますが、それができません。

飛行中はパソコンで作業しようかな、なんて考えてる人には地味に面倒なんじゃないでしょうか。シートベルトサイン消えたら立って、荷物おろして、PC使って、離陸前にまた戻して。窓側だったらその度に隣に気を使うし、なおさらですよね。

バルクヘッド席は作業にも向かない席といえます。

離着陸時にすべての荷物を棚に収納する必要がある。

③机とモニターが席の横に格納。横も狭い

これは機種によってですが、バルクヘッド席には前方にモニターがないタイプがあります。①前方の壁に埋め込まれているタイプと②ひじ掛けに格納されているパターンです。

②にあたった場合は正直最悪で、このように座席横に格納されているのを都度引っ張り出してくる方式になっています。狭いところに格納されているからか、モニターはかなり熱を持っててちょっと不快

さらに、離着陸時は机、モニターともに元の座席横に格納しておかなければなりません。

離陸の時はいつも映画を見始まっているという方も多いと思うのですが、モニターがないので当然離陸時には見ることができません。おそらくシートベルト着用サインが消えてからです。

バルクヘッド席は映画好きの方にも向いてない席です。

しかも、格納している部分は隣の席と共用のひじ掛けになっています。これは単に僕の運が悪かったのですが、今回は隣が体格のいい白人さんでした。。。彼は着席中常にひじ掛けを使っており、僕は机、モニターを取り出すたびに隣の彼に一声掛けなければなりませんでした。そういう意味で、バルクヘッド席は無用な精神的負担を増やしうる席とも言えます。(①のモニターが壁に埋め込まれているタイプでも机はひじ掛けに格納されているので、このデメリットは常に存在しますね。)

モニターがひじ掛けに収納されていたら離着陸時は使用不可

まとめ(向いている人、向いてない人)

というわけで、バルクヘッド席のデメリットについて書いてきました。

バルクヘッド席でも大丈夫な人、そうでない人を僕なりに考えたので、まとめます。

向いている人

以下にすべて当てはまる方は是非どうぞ。

・身長が低く、かつシートポケットに手が届かなくても平気な方

・PC作業しない方、もしくはそもそも手荷物がない方

・映画なんて見ませんという方

向いていない人

ここに1つでも当てはまる方はやめた方がいいです。

・長身の方(170cmでも厳しいと思いますし、175cm~の方は本当にやめた方がいいと思います)

・PC作業したい方

・映画にかじりつきたい方

結論を言ってしまうと、基本的にどんな方にもオススメできないよってことですね。

以上、バルクヘッドは思ったより良くなかったよという話でした。

同じく席選び記事の第2弾として、窓側/通路側の選び方についてまとめました。こちらもチェックしてみてください。

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ありがとうございました!