こんにちは!ホールディングです。
SFC修行において効率的にPP(プレミアムポイント)を貯めていく方法として、VALUE TRANSIT(バリュートランジット)運賃を提案します。あえて直行便を使わず、乗り継ぐことで距離・ボーナスポイントを稼ごうという手法です。
そんなバリュートランジットのPPについて、実際の事例を用いながら説明していきたいと思います。
もくじ
バリュートランジットとは
バリュートランジット(VALUE TRANSIT)は、ANAの国内線航空券の運賃のひとつで、乗り継ぎを含む2区間を1つの予約として購入するというものです。出発までの日数によってVALUE TRANSIT 28、VALUE TRANSIT 7、VALUE TRANSITの3種類が用意されています。発売は各月の2ヶ月前の1日。例えば、4/27搭乗分のものは2/1に発売、といった具合です。
便の組み合わせは選べない
なお、2区間の組み合わせは自分では選ぶことができず、あらかじめANAが指定した2つのフライトの組み合わせに限られます。経路、乗り継ぎ時間ともに一般的に見て合理的なものが多いです。例としては、以下のような感じ。修行僧が好きそうな遠回りルートは存在しませんので、悪しからず。笑
○:羽田-大阪-那覇
×:羽田-那覇-大阪
乗り継ぎ時間はだいたい1時間前後のものがチョイスされています。あくまで目的地までの乗継といったイメージで、経由地でまとまった時間を確保して観光、というのは基本的には難しいでしょう。
直行便より安いこともある
このバリュートランジットですが、普通に1区間の直行便で行くよりも安い運賃設定になっていることもあります。以下、実際の羽田→石垣を例に見てみましょう。
このように、直行便だと2万円を超えてしまいますが、那覇乗り継ぎにすると1万5千円で行けてしまうという現象が起こっています。羽田-那覇、那覇-石垣ともに本数が多いので、選択肢が増える分安く設定されているのでしょうか。私自身、修行のルートを考えるうえで何通りか検索をかけていますが、感覚としては、那覇や大阪などのハブとなっている空港を経由することで、安くなる場合が多いように思います。
バリュートランジットの獲得PP・マイル
続いて、バリュートランジットで搭乗した際に獲得できるマイル、PP(プレミアムポイント)について記載していきます。
バリュートランジットの運賃区分は「運賃6」。ボーナスが200ポイント。
バリュートランジットの運賃の区分は「運賃6」となっています。ボーナスのPP(プレミアムポイント)が1区間ごとに200ポイント付与されます。修行にオススメというのはこの点ですね。ダイレクトに単価に響いてきます。
なお、それぞれの区間で実際に獲得できるポイント数については、以下ANAのサイトから検索することができます。フライトの計画を立てる際には事前に計算しておきたいところです。
ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション
合計獲得PP=「区間①の運賃6」+「区間②の運賃6」
合計での獲得PPは上記の通り、「区間①の運賃6」+「区間②の運賃6」です。「1区間ごと」に200ポイントのボーナスが獲得できるというのが地味にポイントです。バリュートランジットでは2区間を乗り継ぐことになりますが、その2区間それぞれに対して200ポイントが付与されるわけです。要は2区間全体で合計+400ポイント。全体で見ると「VALUE 1」などの運賃5と変わらないパワーを発揮するわけです。
プレミアムクラスにアップグレードした場合
バリュートランジットで予約可能なのは普通席のみですが、他の予約と同様、2日前からプレミアムクラスへのアップグレードが可能です。詳しい説明は他に譲りますが、ラウンジ利用や手荷物優先など、解脱後の特典を先取りできるので、修行のモチベーションに繋がります。オススメです。
さて、ここでも気になるのが、プレミアムポイントはどうなるか(どのくらい増えるか)、ですよね。結論から言いまして、「積算率は75%→125%にアップするが、搭乗ポイントは200PPのまま」となります。
下記の通り、ANAにも問い合わせが多いようで、公式サイトにも記載がありました。
国内線・マイレージ】追加料金でプレミアムクラスにアップグレードした場合、フライトマイル・プレミアムポイントの積算はどうなりますか。
【フライトマイル】
もともとご購入いただいている運賃の積算率に、区間基本マイルの50%が積算されます。(中略)
【プレミアムポイント】
[アップグレード後のフライトマイル]×2 が積算されます。
搭乗ポイントに関しては、もとのご購入運賃に準じます。
上記の通り再計算をすれば、確かにPPを求めることはできますが、なんか複雑ですよね。バリュートランジットのアップグレードの際は単に運賃2の搭乗ポイントが400PPから200PPだけなので、個人的には「(運賃2のPP)-200」と同義である、と解釈するようにしています。皆さん御用達のPP計算機、ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションから運賃2のPPを調べ、そこから200を引くだけです。これなら覚えられそうな気がしますね。
①:PPシミュレーターで当該路線の運賃2を選択
②:①の結果から200PPを引くだけ!
実際の事例 HND-OKA-ISG
先日、実際に羽田-那覇-石垣のバリュートランジットを利用しました。論より証拠ということで、付与されたポイント等、実績ベースで記載します。
まずは羽田-那覇。左図の通り、PPは1476+200=1,676ポイントです。
また那覇-石垣は370+200=570ポイント(右図)。こういった短い路線ではボーナスポイントの有無が非常に大きいですね。
以上で合計が2,246ポイントということになります。普通に羽田-石垣の直行便をスーパーバリューでとった場合のPPは1,836ですから、410ポイント多く獲得できるということです。乗り継ぐことで遠回りになっていますので、10ポイントだけ余分に増えていますね。この増加分はルート取りによってだいぶ変わってきます。
運賃は15,830円。普通に石垣行きの片道としては安いですよね。これでPPも多いんだから驚きです。PP単価は約7.05(15,830÷2,246)となります。PPの収率としてはかなりいい部類に入りますね。
まとめ
改めて、バリュートランジット(VALUE TRANSIT)のPPの計算方法は以下に示す通りです。
合計獲得PP=「区間①の運賃6」+「区間②の運賃6」
スーパーバリューと比較しても遜色ない価格帯であるのにもかかわらず、ボーナスPPがついてくるというバリュートランジット運賃。乗継便ということにはなりますが、以下のような人にとっては非常にオススメです。
私も、修行を効率的に進めるためにバリュートランジットを効果的に活用していきたいと思っています(すでに3件予約済みです笑)。皆様もぜひご活用されてください。
それでは今回はここまで。ありがとうございました!
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