こんにちは!ホールディングです。
中央ヨーロッパ周遊旅ということで、ブダペストからワルシャワまで旅をしており、今回はウィーン編です。
今回は、普段の事実ベースの記述とは趣向を変えて、旅の中で考えたこと、ウィーンという街について思ったことについて書いていけたらなと思います。
生きるように旅する、とはなんだろう
私は、リゾート地でのんびりするのも好きですが、それよりも世界各地のいわゆる大都市と呼ばれる街で過ごすほうがもっと好きです。
理由は、私の旅のモットーである「生きるように旅する」の形により近いからです。多くの人が暮らす場所に身を置くことで、その街の実体に踏み込み、近づいたような気がするのです。
幸いウィーンではそれなりに時間があり、中心部だけでなく郊外にも足を延ばして1泊する機会がありました。一方で、その余裕のある時間が、逆に今まで気づかなかったことを考えるきっかけになりました。
①サステナビリティが根付く街
まず感じたのは、サステナビリティの意識が日本よりも深いレベルで浸透していることです。
電車で包装もしていないカリフラワーを丸ごとひとつ持っている人を見たときは、さすがに目が釘付けになりました。
あるいは、ウィーンの街には廃棄されるはずの野菜の詰め合わせを格安で売る店があったり、訳ありのパンを安く売る店を教えてもらったりしました(あいにくその日は閉まっていて、私自身は体験することはできなかったのですが)。
それに、日曜日はスーパーでもなんでも閉まります。物もそうですが、人々にとっても無理のない社会になっているのかなと。(とはいえ、便利さという観点だとどうしても下がるので、どちらがいいかという話になると難しいですね)
ペットボトルを買えば、デポジットが0.2ユーロほど上乗せされます。ウィーンの後に行くことになるポーランド・ワルシャワでも同じ仕組み(0.5LN)がありました。ヨーロッパの環境先進国としての矜持を感じられるワンシーンでもありました。
とはいえ私は手続きもよく分からないですし、旅先で小銭を増やしたくない気持ちもあって、リファンドを試すことは結局ありませんでした。空のボトルはすべてホテルの部屋に並べたまま去ったので、その後誰かのポケットに入っていたらいいのですが。
1つ面白かったのは、そんな意識高い街なのに、喫煙者はかなり多く感じたこと。地球のことよりもまず自分のことからケアされては!と思いました。笑
②都市と郊外
多くの人が思い描くウィーンは、市庁舎をはじめとする荘厳な建築が並ぶ、歴史と芸術の古都でしょう。
中心部はまさにそのイメージ通り、息をのむほどに美しいです。
しかし、大聖堂の脇のケルントナー通りのような高級ブランド街であれば、モダンなガラス張りのビル群があり、近代的な雰囲気も同居しています。
(都市によって開発度合いのグラデーションがあるのもヨーロッパの面白さだと思います。例えば、ブダペストはできるだけ伝統ある建物を保存しようとしているのかなと思いましたし、ワルシャワは(戦火の影響もあるでしょうが)モダンな建物が多め、ウィーンはその中間のような感じでした)
中央駅の近くも、モダンな建物と協会などのクラシックな建物の融合が見られました。
ただ、郊外に足を延ばすと雰囲気は全然違いました。
背の低い建物がのんびりと並び、どこかオーストラリアやカナダの住宅街を思わせる、開放的で静かな空気。特に、オーストラリア・ヌーサに2か月くらい留学していた時のことを思い出させました。
最初は「ウィーンって場所によって表情が違う街なんだな~」などと思っていましたが、もしかしたら当然のことなのかもしれません。
たとえば、海外から東京へやってくる旅行客は、大抵は利便性の高い都心の中心部に宿をとり、渋谷や新宿、銀座を巡って帰っていきます。彼らは、例えば埼玉や千葉のニュータウンに広がる景色や暮らしを見ることはないですよね。
ここで「生きるように旅する」ってなんなんだろうな、と考え直すきっかけにもなりました。都市に行けばよりリアルな生活に触れられると考えはするものの、結局はアクセスしやすい都心の、それも綺麗に切り取られた表層だけを見ていたのでは?と。もっとその土地の人々の暮らしの深部へ踏み込むためには、郊外に出ていくことも大事なのではないかと気づかされたのです。
その街を知るにはどこまで行くべきか
とはいえ、旅行の時間というのは限られているもの。どこまで踏み入れたら、その街や生活を知ることができたと言えるのか、というのは答えが出ないところです。
結局のところ、それは白黒つけられるものではなく、グラデーションなのかなと。どれだけ都市のリアルを求めても、時間の制約がある旅行者である以上、どうしても中心部だけをなぞるような旅になりがちで、暮らしの細部まで見通すことは簡単ではありません。
それでも、リゾート地のように「完全につくられた非日常」に身を置くよりは、都市を歩く方が、間違いなくその土地のリアルな地肌に触れられているはずです。
非常につまらない帰結ですが、大切なのは、都市の中心部だけを見て「この街はこういう場所だ」と安易に決めつけないマインドを持つことなんじゃないかなと思いました。
特に、これまで訪れた街の中で、「大したことないな」と思ってしまったところに関しては、これを改めたいなと思いました。私がその都市の本当の魅力に触れていないだけって場合もありますからね。再訪するかは別として。
③そういえば検札がなかった街
今回の旅では、ウィーン、ブラチスラヴァ、ワルシャワと移動しましたが、この3か国では一度も公共交通機関での検札に遭遇しませんでした。乗客の良心を全面的に信頼しているような、どこか緩やかな空気。
一方で、ウィーンの前に滞在していたブダペストでは、地下鉄に乗るたびにほぼ毎回チェックがあったので、そこはかなり大きな違いなのかなと思いました。
ヨーロッパは地続きで入出国審査もない中で、国境を越えればルールへの対応は様々変わっていくという部分は、非常に面白いなと思いました。
まとめ
今回のウィーン旅は、多少フリーな時間が多かったし、いろんな感傷にも浸る中で、旅って何なのか?について改めて考えるきっかけにもなりました。
これからの旅はできるだけ視野と行動範囲を広げつつ、でもマイペースに、いろいろな場所のいいところを見つけていけるようにしたいなと思います。
それでは今回は以上。ありがとうございました!

