こんにちは!ホールディングです。
今回、JMBサファイアの会員向けに、「サービスに関するアンケート」なるものが実施されました。その中身を見ていくと、サービスの改変も含めたステイタスの今後について見えてきたので、今回はそのことについて、個人の感想を述べていこうかと思います。
(なお、ダイヤモンド会員向けにも同様のアンケートが実施されたようです。)
もくじ
アンケートの内容
「JMBサファイアステイタスのサービスに関するアンケート」として実施されたこのアンケートは、「今後のサービス企画の参考」とすることを目的に、サファイア会員向けに行われたようです。内容をざっくり羅列すると以下のような感じでした。
全般的なサービスについて
まずは全般的なサービスについての設問。サファイア向けの各サービスについて、絶対評価/相対評価によって評価していく形でした。
私にとっては、スムーズにチェックインすること、ラウンジでゆっくりすること、荷物をさっさと引き揚げることが重要事項であり、逆にそれ以外はそこまで重視していません。その考えを率直に回答しました。
サファイア会員が受けることのできるサービスは以下にまとめていますので、参考にどうぞ!

コロナ禍における施策について
次に、新型コロナウイルスの渦中において、JALが展開した諸施策がどう映ったか、という設問。ステイタス資格の延長措置、FOP2倍キャンペーン等についての評価などですね。
他社サービスについて
そして比較的大きなボリュームを占めたのが、他社サービスの利用状況を探る質問です。他のマイレージサービスへの加入状況、ステイタスの有無、他社便の利用状況など。
アンケート内容についての考察
このアンケートは、唐突に回答の依頼がメールで送信されてきて実施された感じがしました。また、私は去年もサファイア会員でしたが、同様のアンケートはなかったと思います。なんとなく普通ではないような気がしてしまったので、いろいろと勘ぐってしまいました。今回のアンケート実施の背景について、個人の考えを以下に述べたいと思います。
「今後のサービス企画の参考に」の真意は?
まず気になったのがこの部分。今後の企画の参考と書かれると、いい方向・悪い方向、どちらとも捉えられるような気がします。それに、いい方向なのであれば、普通は「サービス向上」などのようにハナから明記するんじゃないかな、、、などと思いました。
現実的に考えると、我々からすると悪い方向への企画変更が計画されている可能性がある、ということを意識しておかなければならないかもしれませんね。具体的には、サービスの棚卸し、および取捨選択による(相対的に)不人気なサービスの撤廃など。効果が低いものを整理してコストダウンを図るのは企業としては至極当然のことですが、これが現実に起こらないことを願っています。
コロナ禍における他社の動向を強く意識していた
次に気になったのが、サービスの質や利用状況が他社と比較してどうだったのか、という質問がやたらウエイトを占めていたことです。コロナ禍においては緊急事態宣言が出されたことで、一般の客層の多くが旅行を自粛したのではないかと考えます。一方で上級会員になるような旅好きは緊急事態においても旅を敢行するケースが多く(個人の体感)、結果として上級会員のプレゼンスが平時よりも高まっているように感じます。
ただでさえ少ないパイを分け合っている(取り合っている)状況で、シェアをANAに渡すわけにはいかないという思惑が見え隠れしているように思いました。他社のサービス・利用状況についての情報を手に入れることで、良くも悪くも他社との足並みをそろえたい意図があるのだと考えます。
まとめ
ただのアンケートに対して、やりすぎなくらい深読みをしてきました。
ただ、個人的にはどうしても今回のアンケートが会員向けサービス縮小の布石であったように思えて仕方がありません。まとめると、
といった感じでしょうか。業界全体が苦しい状況にある中で、上級会員への待遇がどう変化していくのか。注視していく必要がありそうです。
今回は以上。ありがとうございました!