こんにちは!ホールディングです。
成田-シドニー便にて、プレミアムエコノミークラス(プレエコ)に初めて搭乗してみました。
あまり聞きなれないクラスですが、名前の通りエコノミーのちょっと上。エコノミークラスとビジネスクラスの中間に位置するクラスです。
以下、JALの公式サイト。
エコノミーに毛が生えた程度、少し座席が広くなるだけと思っていませんか?
僕もそう思ってましたが、かなり違いますよ!
違いを感じる瞬間を、時系列的に語っていきます。
もくじ
FOPが多い(積算率100%)
まずは予約時から。
FOPは、飛行距離×搭乗クラスごとの積算率 によって算出されます。
これ、エコノミーとプレエコだと場合によってはかなり違ってきます。
エコノミーだと、料金設定によって30%、50%、70%(100%?要確認)となっています。セール価格だと30%とかになってくるので、効率的には悪くなってきます。
対して、プレエコは100%。
プレエコってそこまでバカ高いわけじゃないので、FOP当たりの値段(FOP単価と言ったりします)、つまりFOP/運賃でいうとむしろプレエコのほうが安かったりします。
しかも一発のFOPは増える。プレエコをうまく使うことで効率的な修行ができると言えますね。
専用のチェックインカウンター
搭乗時、プレエコ専用のチェックインカウンターを使用できます。
エコノミーのチェックインカウンターは結構混んでることも多いですが、
今回は、プレエコのカウンターに並んでる人がいなかったので、
着いたと同時に手続きを始めてもらえました。
うれしいですね。
なお、プレエコ専用のカウンターがない空港ではビジネスクラスのカウンターを利用できます。
手荷物優先(プライオリティバッゲージサービス)
チェックイン時に預ける荷物に、ちょっと嬉しい仕掛けを施してくれます。
それがこれ。
到着地にて荷物が優先的に出てくる、プライオリティバゲージサービスというものです。
ビジネスクラス、と書いてありますが、プレエコ利用時のものです。
ですが利用区分はしっかり把握しているようで、
ファーストクラス→ビジネスクラス→プレエコの順で出てくるみたいです。
上のクラスは絶対数も少ないですから、それでもかなり早めに出てくるといってよいのではないでしょうか。
国際線の場合手荷物受取で後塵を拝すと税関検査等で並ぶことになるので、思ったより重要なサービスです。
ラウンジが使える!
やっぱ何といってもこれでしょう。出発時にラウンジを利用することができます。
ラウンジの中でもJALのラウンジですからね。基本的にはサファイア以上のステイタスを獲得しないと入れないサクララウンジ。
ゴールドカードで入れるカードラウンジとはワケが違います。
JALの指定ラウンジに入れる人は以下のようになっています。
・ワンワールド便のファーストクラス、ビジネスクラス利用者
・JALプレミアムエコノミークラス利用者
・JMBダイヤモンドやサファイアなどワンワールドのエメラルド・サファイアの人
プレエコ以上の席に乗ればラウンジを使えるというわけですね。その中ではプレエコが一番安いクラスなので、最も手っ取り早くラウンジに入る方法と言えるでしょう。プレエコでもラウンジ使わせてくれるのはありがたいです。
ラウンジの利点を要点だけ抜粋するとこんな感じ。
・ドリンク(アルコール類含む)飲み放題
・名物のカレーなど食事取り放題
・シャワー室利用可
意外と重宝なのがシャワー。夜行便だと特にありがたいです。
夜行だと機内で寝て2日間同じ服や体で過ごすことになりますよね?
一回シャワーでリセットできるとかなり心地いいです。
また、まだJCGじゃないのにラウンジをプレ体験できるという点もいいですね。
もちろん、サファイアを達成した後はいつでもラウンジに行けるので、
「俺はここを目指してるんだ!」みたいに修行のモチベーションにするのもグッドです。
一例として成田空港国際線サクララウンジのレビューを載せてます。よかったらご覧ください。
なお、JALプレミアムエコノミークラス利用の場合、JAL指定のラウンジ以外のワンワールドのラウンジは利用不可となっています。
例を挙げると、
羽田空港利用→JALサクララウンジのみ(キャセイパシフィックのラウンジは不可)
成田空港利用→JALサクララウンジのみ(キャセイ、アメリカン、カンタスのラウンジは不可)
ということです。
サファイア以上やビジネス以上であればワンワールドのラウンジも利用可能です。ラウンジの旨みを最大化したいならやはりJGCを目指すべきでしょう。
優先搭乗【2019/10/16より追加】
2019年10月16日からJALの優先搭乗の方式が変更になりました。これに伴い、プレミアムエコノミークラス利用者が第3グループの優先搭乗の対象となりました。
詳しいグループ分けはこの写真の通り。
改訂以前は後方エコノミーよりも遅いという有様だったのですが、晴れて優先搭乗の対象となり、余裕をもった搭乗ができるようになりそうです。
この変更の詳細と見解については、【2019/10/16から】JAL国際線の優先搭乗の方式が改訂。プレエコとクリスタルに変化アリ。にて語っています。
座席に関して
座席、広いです。
僕は比較的背が高く、LCCに乗ると膝が常に前の座席にあたってしまうくらいなのですが、
プレエコの座席だと膝は当たらないどころか脚を組むのも余裕でした。これはありがたい。
(従来型のプレエコは97cm、僕が乗った新シートでは107cmです。
エコノミークラスは80cmほどなので、20cmほど広いことになります。)
あと、リクライニングが良いです。
エコノミーのように、単に背もたれが倒れるやつではなく、
座席が前に移動して頭が下がってくる感じ。背もたれ自体の角度は変わらない。
お尻の位置が水平移動して倒れていくイメージです。(写真を参照してください)
これ何がいいのかというと、座席自体は倒れないので、前後の人に影響しないということ。
背もたれ自体が動くエコノミー式だと、前の人が倒してきて邪魔だったり、自分が倒すときに気を使ったり。これあるあるなんじゃないでしょうか。
プレエコだったら自分だけ起きてても全然気にならない。逆も然り。
夜、なかなか寝付けなかったんですが、席を起こしてても気になりませんでした。
精神衛生的に結構大きいポイントですね。
アメニティが充実
エコノミークラスでも配られる基本のアイマスク、歯ブラシ、耳栓に、
保湿マスクとスリッパが追加されます。
マスクは濡れマスク的なものでしっかり保湿してくれるタイプ。夜行便などで寝る際に湿度が気になる場面でも大丈夫です。
スリッパもかなり重宝します。靴履きっぱなしだと蒸れたり疲れたりで意外とストレスですからね。
どちらも長距離便でより嬉しいアメニティです。
機内食とドリンクが少しだけ増える
機内で出る食事等は、基本的にはエコノミーと同じなのですが、
少しだけプレエコ限定のメニューがあります。
こちらがプレミアムエコノミーのメニュー表(これはシドニー→東京の例。)
具体的には、
食事・・・「うどんですかい」
飲み物・・・シャンパン、焼酎、ペリエ(炭酸水)
注文可能になります。
「うどんですかい」はJALオリジナルのカップうどんです。なんでも空の上でも食べられるように麺や味付けが特別仕様だそう。ラウンジで食べ過ぎていつも注文できないのですが、いつか食べてみたいです。
飲み物では、シャンパンを試してみたことがあります。
こんな感じ。やはり限定品とあって、周りでも頼む人が多いように感じます。
終わりに
こんなところでしょうか。
結構充実のサービスを受けられると思いました!
(まあプレエコより上のクラスを知らないですが笑)
コスパいいと思いますし、修行では積極的に利用したいですね。
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