こんにちは!ホールディングです。
みなさんは「国際線機材の国内線」をご存知ですか?
この国際線仕様の国内線は通常とは異なり、良いことも悪いことも。この記事では、通常の国内線との違いや見つけ方などを書いていこうと思います。
もくじ
国際線仕様機材とは?
国際線仕様の国内線は、文字通り「国際線を飛ぶ用の飛行機で国内線を運航する」というものです。国際線は本数が少ないためか空港で寝ている時間が多いことから、その合間で働いてもらうために国内線を飛ぶということがあるようです。
飛行機は同じ種類の機体でも国内線と国際線で座席配置など中の様子が異なっています。
通常の機材との違いをいい点、悪い点に分けて挙げていこうと思います。
国際線機材のメリット
クラスJはビジネスクラスシート!
国際線機材の唯一にして最強のメリットがこれ。クラスJを選択するとビジネスクラスシートになるということです。
国際線の機材ですから、前方はビジネスクラスになっています。国際線仕様の国内線では、このビジネスクラス席がクラスJとして使われるのです。この両者を比べると国際線ビジネスクラスの方が圧倒的に優れていますから、普段のクラスJに比べて特別感があります。
国際線機材のデメリット
国際線機材での国内線はいわば”非・本職”のフライトですから、正直不便な点もいくつかあります。国際線と国内線の悪いところどりといった感じです。以下に挙げていきます。
座席のモニターが使用不可
国際線機材なので各席にモニターが設置されているのですが、利用不可となっています。そもそも電源が付きません。なので音楽を聞いたり映画を見たりとかもできないです。残念。
以前普通席で国際線機材に乗った時の座席の写真。モニターを意識して撮ったものではないので見切れていて恐縮ですが、画面がついていないのが確認できるかと思います。搭乗から降機まで終始こんな感じでした。
Wi-Fi使用不可
今やJAL国内線で基本的に全線利用できる国内線のWi-Fiサービスですが、この国際線仕様の国内線では対象外ということになっており、Wi-Fiは利用できません。このことはJALのHPにも小さくですがしっかり記載があります。
とはいえ、短時間の国内線ですから、そこまで大きな影響にはならないでしょう。
また、国際線では課金によりWi-Fiを使うことができますが、国際線仕様の国内線ではこちらも不可になっており、機内でWi-Fiを使うことはどうやっても無理なので注意です。
国際線仕様の国内線の見つけ方
ともあれ、格安で国際線ビジネスクラスを疑似体験できる国際線仕様の国内線クラスJ、乗ってみたいですよね。
搭乗する便が国際線仕様であるかどうかは、予約時の画面で確認することができます。
適当な日の羽田→関西を調べた時の検索結果です。
各便、時刻の下に便名・機材の表示があるのですが、始発のところだけ「国際線仕様機材」となってますね。
こういった便のクラスJを選ぶことで、ビジネスクラスシートを体験できるというわけです。
見て分かるように、国際線仕様だからというだけで極端に価格が変化するということはないので安心です。ただ、この国際線仕様のクラスJはマニアの間では人気が高いので、なるべく早く抑えておきたいですね。
国際線仕様の運行路線
次に気になってくるのが、どの路線のどの便が国際線仕様なの?ってとこだと思いますが、基本的に規則性はなく、ランダムとなっています。
つまり、その都度探すか、自分が乗る便が国際線仕様であることを願うしかないということです。ちなみに先ほどの羽田→関西の始発も、3/25,26は国際線仕様ですが、3/27は通常機材となっていたりと、毎日運航というわけでもないようです。
ですが、やはり国際線用の機材ですから、国際線のある空港発着の便で発生することが多いです。例えば羽田や成田、関西、セントレアなど。特に成田や関西は国際線の比率が高いので、これらの空港発着の際はチャンスがあるかもしれませんね。
実際に乗ってみる
それでは、実際に乗ってみた感想を述べていきたいと思います。
今回搭乗したのは羽田→関西。機材はボーイング737です。
JALのHP、ボーイング737-800(738/73H)/ 機内座席配置でもわかるように、国内線機材のクラスJは横5列なのに対して、国際線仕様のビジネスクラスシート「SKY LUXE」は横4列ですので、それだけ余裕のある席であるというのが分かると思います。
既出ではありますが座席はこんな感じ。正直737のビジネスクラスはJAL国際線の中では格落ち感は否めませんが、それでも僕の経験の中で最高の席であることは間違いありません。
今回は運よく最前列窓側である1Aの座席をとることができました。バルクヘッド席は個人的にあまり好きではないのですが、短い国内線だからいいかという気持ちと見栄でとってしまいました。笑
余談ですが、長距離路線でバルクヘッドをとると地獄なので注意です。↓
リクライニングもいろいろ種類があって素晴らしかったです。時間が短いのが惜しかった。
ちなみに、機内サービスは通常の国内線と同様です。ドリンクサービスの提供ですね。シートがビジネスだからといって食事が出てきたりはしないのでご了承ください。笑
朝便で少し眠かったのでひと眠りするとすぐに関空に到着してました。
時期が時期なのもありエプロンがガラガラな気がしました。各航空会社正念場ですが、頑張ってほしいですね。
ちなみにですが、関空からは高速船に乗って神戸に行きました。本題から逸れますが、快適な海の旅でオススメだったのでぜひ見てってください。
まとめ
というわけで国際線仕様の国内線について書いてきました。
モニターやWi-Fiが使えない代わりに、クラスJを選択すれば国際線ビジネスクラスを疑似体験できるという不思議なフライト。
皆さんも一度体験してみては?
今回は以上。ありがとうございました!
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