こんにちは!ホールディングです。
今回は、オーストリアのウィーンからお隣の国チェコの第2の都市「ブルノ(Brno)」へ鉄道で日帰り旅をしてきた様子をお届けします。
せっかくの中欧周遊、ウィーンからチェコにも行ってみたいけど、プラハまで行くのは遠いかも」と考えている方に、ぜひおすすめしたいルートです。
もくじ
ブルノとは?
ブルノ(Brno)は、チェコ南東部に位置する都市で、首都プラハに次いで2番目に大きな都市です。
チェコといえば首都プラハが有名ではあるものの、ウィーンから向かうとなると鉄道で片道約4時間半または飛行機となり、ちょっと遠いかなという感じ。一方で、ブルノであれば、ウィーンから鉄道で約1時間半。ここだったらウィーンから日帰りできそうだぞ!ということで、今回ここへ行ってみることにしました。
ブルノは日本ではまだそこまで知名度が高くないものの、豊かな歴史が息づく美しい街並みと、洗練されたカフェ文化が融合した「知る人ぞ知る魅力的な都市」です。
そして何より、日帰り旅にしたことで、宿の移動や荷物のパッキングの手間が省けたのがとてもよかったです。ブラチスラバでバックパックを1日中背負い続けて消耗したすぐ後だったので(笑)、身軽に国境を越えられる手軽さを身にしみて感じました。日帰りならではのメリットですね。
それでは、当日の流れを振り返っていきます。
6:30 ウィーン出発 シェンゲン圏の鉄道は直前到着でOK
ブルノ行きの列車はウィーン中央駅(Wien Hauptbahnhof)からの発車となります。
切符は事前にRegiojetという鉄道会社のサイト(https://regiojet.com/)から予約していました。事前に座席指定もできますし、キャンセル・変更も自由なのですごく使いやすかったです。
駅に着くと、各所にこのような電光掲示板がありますので、ここで自分が乗る列車が発着するプラットフォームを探します。
ホームの行き先表示。プラハ行きとのことでした。どうやら、ウィーンとブルノをつなぐ列車は、ブダペスト~プラハをつなぐ列車の一部区間のようです。乗り通すとなるとなかなかの長旅ですね。
ヨーロッパの駅には改札もないですし(車内で検札が行われる)、シェンゲン圏内であれば出国審査もないので、駅に着いてから列車に乗り込むまで、手続き等は特になく、非常にスムーズです。
この時も大事をとって10分前くらいにはホームに着いていたのですが、それでも早すぎるくらいでした。
Regiojetの車両
それでは乗り込んでいきます。
乗り込む列車はRegiojetのこんな感じの車両です。
中の様子はこんな感じ。普通の席を予約していたつもりだったのですが、間違って向かい合わせの席を予約してしまっていたようです。幸い対面には誰も来なかったので、座席もテーブルも広く使えました。(後方を見ていただければわかる通り、普通に一方向に向かっている席もあります。座席指定の際に注意していればOKです。)
座席にはコンセントとUSB充電ポートがありました。また、Wi-Fiも提供されていましたので、移動中もスマホの充電や調べ物ができて非常に快適でした。
乗り込んだ列車は冷房がガンガンに効いていて、少し肌寒さを感じるほどでした。上着を1枚持っておいたほうがいいかもしれません。
発車すると間もなく検札となりました。予約時のメールにQRコードがついたPDFがあるはずなので、それを提示すればOKです。
また、ボトルの水が1本サービスでもらえます。その他、有料とはなりますが、コーヒーなど各種飲み物もオーダーできるようでした。
列車に揺られること1時間半、ヨーロッパの列車としては珍しく、定刻でブルノへ到着しました。
ブルノ市内観光:見どころ凝縮のコンパクトな街を歩く
ブルノのメインステーションは、旧市街のすぐそばに位置しているため、旧市街を観光して回るだけであれば徒歩だけで完結します。私も、今回は特に公共交通は利用せず、歩いて回ることにしました。
今回はこんなスポットを巡りました。
聖ペテロ・パウロ大聖堂と市庁舎
まずは街のランドマークともいうべき聖ペテロ・パウロ大聖堂へ向かうことに。
ちょっと黒みがかった尖塔がすごく美しいですよね。しばらく見とれていました。
この日は日曜日だったので、これからミサが行われるのか、聖堂の入り口は現地の人らしき方々が集まっていました。この時は内部の見学は控えておきました。(夕方にもう一度行ったときは人がいませんでしたので、内部も見ることができました。)
続いて市庁舎へ。こちらも観光スポットとして人気なようです。
青銅の屋根が特徴的ですね。ヨーロッパのほかの旧市街と全体的な雰囲気は似ているものの、例えばブラチスラバだとオレンジの屋根が印象的だったり、ここブルノだと青銅の緑が目を引いたりと、細かい部分で都市ごとの違いがあるように思います。
ランチはチェコ料理屋「U Třech čertů – Starobrněnská」へ
お昼時になったので、ここでランチにすることに。「U Třech čertů – Starobrněnská」というチェコ料理レストランに入ってみることにしました。
シュニッツェルが看板メニューのようだったのですが、前の日にウィーンで食べていたこともあり、趣向を変えてフライドチーズなるものにしてみました。
こんな感じです。ほんとにチーズか?って感じですよね。
中を割ってみるとめちゃくちゃチーズでした。これはこれでおいしかったですが、フライドポテトとのコンビで揚げ物×揚げ物だったので、そこはちょっと重たかったです。付け合わせのザワークラウトがオアシスと化していました。
聖ヤコブ教会と天文時計
それでは午後の観光へ。
まずは聖ヤコブ教会へ行くことに。
周りを建物に囲まれており、全体を映すのが難しかったです。この写真は裏手から撮ったもの。
この教会は、地下に5万人にも及ぶ人骨が眠る納骨堂があることで有名なようです。ただ、個人的にあまり興味がわかなかったこと、入るのにそれなりのお値段がかかることから、私は入るのはやめておきました。
その次は、自由広場にある天文時計へ。
毎日朝の11時に、一番下の穴みたいなところからビー玉が出てくることで有名らしいです。穴は3箇所あり、そのうちビー玉が出てくるのは1箇所だけのようで、事前に場所取りした上で運試しとなるらしい。
デモに遭遇
その後、市内を歩いていると、偶然デモ行進に遭遇しました。
訴えはもちろんチェコ語だったので、何を言っているのかは全く分かりませんでした。多くの人が国旗を掲げて行進する様子は、なんだか絵になっていて見応えがありました。(彼らからすると必死だと思うので、不謹慎とは思いつつも)
大聖堂が見えるカフェへ
14時前には、だいたい行こうと思っていたところを回りきっており、16時前の列車まで少し時間を持て余しました。
せっかくなので、聖ペテロ・パウロ大聖堂を眺めながらゆっくりしたいなと思い、テラスから大聖堂が見られるカフェを探してみました。
そこで見つけたのが「Café Tungsram」というカフェです。
店内もテラスもあり、テラスは大聖堂を正面に捉えることができました。
アイスアメリカーノを注文。エスプレッソと水が別で来るスタイルでした。
テラス席からの景色はこんな感じ。大聖堂が全部見えるというわけではないものの、美しい尖塔ははっきりと見えました。(手前側でイベントのステージ設営かなにかが行われていて、それがなければもっとちゃんと見えたかなと言った感じでした。)
ここで大聖堂を見ながら、翌日の飛行機のチェックインを済ませたり記事の構想を練ったりしながらゆっくり過ごしました。
そんなわけで帰りの列車の時間が迫ってきたので、ふたたび駅に向かいます。
帰路:ブダペスト行きの列車でウィーンへ
駅へ到着。
時間ギリギリでも問題ないことは分かっているものの、大事をとって時間よりもちょっと前に着いてしまうのは、日本人の国民性なのでしょうか。20分くらい前に駅に着きましたが、まだプラットフォームが決まってすらいない始末でした。定刻少し前になると、電光掲示板にホーム番号が表示されますので、そのホームへ向かいます。
帰りも行き同様にプラハ始発・ブダペスト行きの列車でした。
帰りはモニター付きの車両でした。使用しなかったですが、飛行機のように各種エンターテイメントが楽しめるようでした。USB充電ポートもあり、これは助かりました。
また、こちらも行きと同様、ボトルの水が1本サービスで付いており、発車後まもなく配られました。
チェコ国内の途中駅で、なぜか30分くらい停車しっぱなしでした。結局、ウィーン中央駅への到着は定刻から約20分の遅れ。欧州の特急は遅れることを前提に動いたほうがいいです。
まとめ
というわけで今回は、ウィーンからチェコ・ブルノへの日帰り旅についてまとめてきました。正直言ってチェコに行った実績を作るために組んだ旅でしたが、特に美しすぎる聖ペテロ・パウロ大聖堂が印象的で、忘れられない一日になりました。
ハンガリー→オーストリア→ポーランドのように移動していくには、プラハを挟むよりも、ウィーンを拠点にブルノに寄り道する旅程のほうが組みやすいと思いますので、ルート的にもおすすめの行き先です。
今回の記事が皆様のお役に立てば幸いです。
それでは今回は以上。ありがとうございました!

