こんにちは!ホールディングです。クアラルンプール国際空港は、マレーシア航空のハブ空港となっており、同社のラウンジが3か所もあります。すべて訪問してきましたので、今回はそれらのレビューということで記載していこうと思います。よろしくお願いします!
もくじ
マレーシア航空の3つのKULラウンジ
冒頭でお伝えした通り、クアラルンプール国際空港(IATAコードからKUL、略称からKLIAと呼ばれたりします)の第1ターミナルには、マレーシア航空が運営する「ゴールデンラウンジ」が全部で3か所あります。これらは目的地やフライトの種類によって使い分けられており、日本直行便を含む長距離国際線は「サテライト」、ASEAN近隣諸国への国際線は「リージョナル」、マレーシア国内線は「国内線ラウンジ」という住み分けになっています。各ラウンジの基本情報をまとめると以下の通りです。
| ラウンジ | 対象便 | 場所 | 営業時間 |
| サテライト | 長距離国際線(日本を含む) | サテライトビル 2階 | 24時間 |
| リージョナル | 近距離国際線(東南アジア諸国) | メインターミナル(コンタクトピア) 4階 | 5:00 – 0:00 |
| 国内線 | マレーシア国内線 | メインターミナル 3階(ゲートA2付近) | 5:00 – 0:00 |
なお、サテライトを利用する際は、サテライトラウンジが割り当てられますが、実際の動線としては出国→コンタクトピア→サテライトとなりますので、コンタクトピアでリージョナルラウンジを使用することも可能です。(サテライトのほうが圧倒的に広くて搭乗口にも近いので、サテライトのほうがおすすめではあります。)それでは、それぞれのラウンジについて順にご説明していきます。
国内線ラウンジ
まずは国内線ラウンジから。名前の通り、マレーシア国内線の利用者が対象になります。私はクアラルンプールからペナンに行く際に利用しました。
ラウンジの場所
国内線のセキュリティチェックを終えたら、A2ゲートに向かって進みます。空港内の案内表示も少ないのでちょっと迷いましたし、セキュリティからの距離もそれなりにあるので注意です。
ラウンジの入り口はこんな感じ。奥にA2ゲートが見えるのが分かるはずです。
中の様子
あんまり写真を撮っていないのですが、中の様子やダイニングについても紹介していきます。
シーティングエリアの様子はこんな感じ。シックで落ち着いた雰囲気でした。
めちゃくちゃ余談なのですが、ラウンジ内は信じられないほど寒かったです。誇張抜きで、エアコンの設定温度が18℃くらいだったんじゃないかと思います。常夏のKLですが、半袖だけで行ったら死にかけましたので、ご注意を。
ラウンジはほぼ全体が滑走路側に面しており、窓からは一面をマレーシア航空機が埋め尽くす光景を見ることができます。
食べ物・飲みもの
続いてはダイニングのご紹介。
まずはコールドミール類。サラダやチーズ、パンなど。
ホットミール。すべてが映っていなくて恐縮ですが、ハッシュポテトやサモサ、チャーハンや焼きそばがあったと記憶しています。
手前側にはヌードルバーがあり、ラクサなどの麺類が注文できるほか、オムレツなどの卵料理も同じライブキッチンで調理してくれるようでした。
こちらがドリンク類。水やオレンジジュース、コーヒーなど。ここではアルコール類の提供はありませんでした。イスラム教国だけあって、市内も含めてお酒の香りがなかなかしない国ですね。
リージョナルラウンジ
続いてはリージョナルラウンジです。基本的にはASEAN諸国の近距離国際線に乗る際に割り当てられるラウンジ。
とはいえ、私は日本への帰国時に利用しました。(受付にて、「あなたはサテライトのほうが近くていいですよ」と言われましたが、「わかってるけど、こっちのラウンジも見てみたくて」と言ったら全然問題ないといった感じで通してくれました。)
ラウンジの場所
リージョナルラウンジはなんとも説明がしにくい場所にあるのですが、しいて言えば「エアロトレインの乗り場を向いて左側」といったところです。
写真右側にエアロトレインの乗り場(C1-C37と書いてあるところ)があり、この左側(見えにくいですが、両替所がある手前のところ)に、ラウンジへ向かう上りエスカレーターがあります。
もう少し両替所に近づいていくとこんな感じ。このエスカレーターを上っていきます。
上ったすぐ先がラウンジになっています。(12月に訪問したので、クリスマス仕様でした。マレーシアはイスラム国家なのに、なぜかクリスマスは盛大に祝いますし、12/25は祝日という、謎の国です。)
中の様子
中の様子をご紹介。
まずは入ってすぐの様子。インテリアの雰囲気は国内線ラウンジと同じです。こちらも滑走路に面した大きな窓があって、開放感がありますね。
先ほどの位置から振り返るとこんな感じで、さらに座席がありました。
1枚目の写真の右のほうに、ダイニングが広がっています。
食べ物、飲み物
それでは、ダイニングの紹介です。
コールドミール。サラダやフルーツ、カットフルーツなど。
ホットミール①。文字だけで恐縮ですが、温野菜、ソーセージ、ビーフです。
ホットミール②。こちらはチキンとチリソースです。
国内線ラウンジと同様、ハッシュポテトやカレーパフなども置いていました。
コールドミールが置いてある横にライブキッチンもあり、ラクサや卵料理を提供してくれるようです。
飲み物は、各種ソフトドリンクが冷蔵庫とサーバーで提供されています。ここにもアルコールはなしでした。
コーヒーメーカーや牛乳類も置いていました。
コーヒーに関しては、冷蔵庫横にバリスタのカウンターがありますので、こちらで個別にオーダーすることも可能です。
サテライトラウンジ
最後はサテライトラウンジ。フラッグシップと言えばこのラウンジであり、一番広くて充実したラウンジと言えます。
ラウンジの場所
サテライトラウンジの場所は、ずばり「エアロトレインの停留所の真上」です。
この写真では、一つ下のフロアがエアロトレインの停留所となっており、写真奥がラウンジとなっています。
エアロトレインでサテライトターミナルに着いたら、とりあえず1つ上のフロアに行きます。最寄りのエスカレーターやエレベーターに乗りましょう。
2階に着いたら、先ほどのように、停留所の上、奥のほうにラウンジの入り口が見えるはずです。
奥に向かって進んでいくと、ラウンジに到着です。
中の様子
それでは中に入っていきます。このサテライトラウンジは、ビジネスラウンジとファーストラウンジが併設されており、受付でそれぞれに振り分けられる形です。
右側がビジネス、左側がファースト。平JGC会員なので、左側へ。
入ってすぐの様子。圧倒的に広いです。
先ほどの写真の位置から振り向いた方向。奥にヌードルバーがあります。
ラウンジ中央にダイニングがあります。なんと島2つ分。とにかく規模が大きいです。
また、入り口すぐのところにSports Barと銘打ったエリアがあります。朝10時からの営業であり、今回朝早くいったのでまた開いていませんでした。
どうやら、この区画でのみアルコールが提供されるようです。ほかの2か所のラウンジではアルコールは手に入らなかったので、そこは大きな違いと言えるかもしれません。
食べ物、飲み物
続いてはダイニングのご紹介。おおむねほかの2か所と同じで、一部追加があるイメージです。
ココナッツライスのナシレマ。
チキンのソーセージと、カレーかな。
パン類。
ロティチャナイとソース。
ほかのラウンジと同様、卵料理のライブキッチンがありました。
ラクサのヌードルバーもあります。
インド系向けの料理のコーナーもありました。
インドカレー。
チャパティ。
続いては飲み物。
冷蔵庫には各種炭酸飲料。
やっぱりソフトドリンクばかりですね。
炭酸水と普通の水。
水は常温でも置いてありました。機内用に飲みかけを持っていきたいところですが、KULは搭乗前の荷物検査がありますので、持っていくことはできません。
シャワーあり。
サテライトラウンジにはシャワーがあります。今回は朝便だったので利用しなかったのですが、トイレのところに係の人が常駐しているようだったので、利用したい場合にはこの係の人に声をかければよいものと思います。
まとめ
というわけで今回は、クアラルンプール国際空港にある3つのマレーシア航空ラウンジについてまとめてきました。まさにマレーシア航空のおひざ元といった空港で、ワンワールド系はマレーシア航空のみ。充実のラウンジで出発前のひとときを過ごせると思います。
それでは今回は以上。ありがとうございました!

