旅行記

【ルフトハンザ】ファーストクラス搭乗記 LH716 FRA-HND【B-747-800】

こんにちは!ホールディングです。

ブラジルからフランクフルトで帰国する際、なんとフランクフルトからの便がファーストクラスにアップグレードされました。いわゆるインボラってやつです。

これまでYからWのインボラは一度経験したことがあったのですが、Fクラスはインボラどころか搭乗自体初めてとなりました。いろいろと記録してきましたので、今回はその時のことを搭乗記という形でお伝えできればと思います。

ゲートにてインボラのアナウンス

この便はもともとビジネスクラスで予約していました。搭乗前も普通にビジネスクラスに乗るつもりで、ルフトのスターアライアンスゴールド向けのラウンジで一休みして、搭乗時間に近づいたので搭乗ゲート付近で待っていました。

すると、ゲートから名前を呼ばれました。荷物になにかまずいものでも入っていたかな、くらいに思っていたのですが、行ってみると「新しいボーディングパスを用意します。」「あなたはファーストクラスにインバイトされました。」と。めちゃめちゃ面食らいました。インボラというやつです。

インボラ

インボランタリーアップグレードの略。下位クラスでオーバーブッキングが発生し、上位クラスに空席がある場合に、航空会社負担で乗客をアップグレードさせること。

エコノミーからプレエコやビジネス、ビジネスからファーストなどといった具合です。前者はちらほらと例を聞いたことがあり、私も一度プレエコへインボラの経験がありますが、ファーストは周りでも聞いたことがなかったので驚きでした。おそらく今回も、エコノミーがあふれていて、私も玉突き的にアサインされたのだと推測します。

インボラは単身旅行者やステイタス会員が対象となりやすいなどと書かれていますが、今回の私もまさにそうでした。

さて、ファーストの搭乗券を受け取り、いったん搭乗待ちの列に戻った後、いざ乗り込むことにしました。搭乗順はファーストクラスのものが適用され、Group1となっていました。ただ、ゲートでのインボラの場合、ファーストクラス向けのラウンジは体験できないのが惜しい点ですね。ルフトハンザのファーストラウンジ、ぜひ行ってみたかったです。

機体は冒頭にも乗せたボーイング747-800、通称ジャンボジェットです。ファーストクラスは1階の最先端部分にあります。それでは行ってみましょう!

機内の様子

ファーストクラスエリアの全景はこんな感じ。私は3Kで、これが最後列にあたります。全8席の設定です。

座席。ルフトハンザでもA350のような最新機ですとかなり個室に近いものになっているとのことですが、B747はクラシックな感じですね。

機内に入るとまずはCAのご挨拶とウェルカムドリンクです。ペーペーの平SFC会員としては、一人一人に仰々しくご挨拶されてしまうと恐縮してしまいます。笑

ドリンクは、どうなさいますか?ではなくシャンパンですか?と聞かれたのでシャンパンにしました。何にする?と聞かれると迷う性なので、こう聞いてもらえると気持ち的に楽です。

前方に見えるポーチはアメニティのバッグでした。ここに歯ブラシ、靴下、ヘアブラシ、ハンドクリームなどが入っています。もちろん、ポーチごと持ち帰ることが可能です。そのほか、スリッパも足元に置いてありました。

ファーストクラスでは機内Wi-Fiが無料で利用できます。インボラ民はなし!とか言われても甘んじて受け入れるところですが、ちゃんと使わせてもらいました。

夕食

LH716便は昼発朝着の夜行便(?)です。離陸後に早めの夕食が出て消灯、着陸前に朝食というスケジュールでした。ここからは夕食の様子をお伝えします。

アペタイザー。パイクパーチという川魚で、初めて食べましたが、ヨーロッパでは一般的なようです。

なお、ここから先は、CAさんがワゴンを伴ってサーブしてくれます。これはいる?いらない?量は?ドレッシングは?飲み物は?など至れり尽くせりです。乗客8人に対してCAお2人での対応でした。行きのビジネスクラスは30-40人の乗客に対して3,4人でしたから、断然手厚いですね。

アペタイザー②はキャビアでした。あ、今俺ファーストクラスに乗ってる!!!って実感しながら食べてました。笑

前菜がまだ続きます。サラダやチーズ、ローストビーフなど。私はパスしましたが、ロブスターも選べました。

肝心のメイン。これはビジネスクラスのものでした。。というのも、事前にプレオーダーしていたものがそのまま出てきたようで、これについては選択権がなかったようです。そういえば、インボラの客は食事はアップグレード前のものが出てくることも多いという噂も聞いたことがありました。むしろメイン以外はファーストクラスのものを味わえてラッキー、と思うべきですね。

デザートはタルトレット。合わせにデザートワインをいただきましたが、これが甘くて美味しかったです。スウェーデンのブレンラントという銘柄なんだそうです。

夕食は以上。さながらのフルコースで大満足でした。

就寝

まだ明るいですし、ファーストクラスを堪能するために起きていたい気持ちもありますが、来たる日本の朝に備えて早めに寝ることにします。

用を足すことにしますが、トイレがファーストクラス仕様でこれもまた驚きました。

奥のクッションのようなところが跳ね上がり、便座になっています。着替えや歯磨きの時には腰掛けられるようになっているわけですね。

アメニティもビジネスクラスからはワンランク上で、エビアンのフェイススプレーや各種クリームが置いてありました。

歯磨きをして座席に戻ると、すでにアテンダントさんがベッドメイクを完了させてくれていました!

勿論フルフラットです。横幅も気持ちビジネスよりも広い気がしました。おやすみなさい。

朝食

着陸の2時間ほど前に起床・朝食になりました。

スクランブルエッグと目玉焼きが選べましたが、目玉焼きにしました。付け合わせもいくつか選べましたが、スモークサーモンを選択。どれもおいしかったです。

せっかくなので、左奥にあるペッパーミルでオシャレにコショウを振りかけて食べてみたりしました。

これまた、朝のトイレに行っている間にベッドを片付けてくれていました。細部まで行き届いていますね。

朝食が終わるとあわただしく着陸態勢に入り、ほどなくして羽田に到着となりました。ロシア情勢もあり、長めの約13時間のフライトでしたが、ファーストクラスだとあっという間に、むしろ名残惜しく感じました。

まとめ

というわけで、今回は突然訪れた人生初のファーストクラス搭乗体験について書いてみました。

ビジネスクラスと大差はないけど、でもどこか差を感じる、そんなフライトでした。次はいつか自分の力で乗れることを夢見て…。

それでは今回は以上。ありがとうございました!

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