オーランドからカンクンに移動する際、オーランド→マイアミ→カンクンと、アメリカ国内線から国際線への乗り継ぎを経験しました。
今回は、その時のことを時系列で書きながら、「出国審査や保安検査はどうなる?」「どんな動線で乗り継ぐの?」「乗り継ぎ時間はどのくらい確保すべき?」といった疑問にお答えできればと思います。
それではよろしくお願いします!(当記事の情報は2025年11月時点のものです。)
オーランドから出発!
おさらいすると、今回の旅程はこんな感じ。まずは国内線でオーランドからマイアミまで移動し、その後カンクンまでの国際線に乗り継ぎます。航空会社はどちらもアメリカン航空です。
1レグ目:AA783 MCO 9:00 → MIA 10:18
(乗り継ぎ2時間弱)
2レグ目:AA2422 MIA 12:10 → CUN 14:16
それでは、まずはオーランド国際空港(MCO)から出発です。
※なんでオーランドがMCOなの?とずっと疑問だったのですが、もともと軍用のマッコイ基地として使われていたことが由来なんだそうです。3レターコードは一目瞭然なものから難解なもの、予備知識が必要なものまで様々ですね。
さて、オーランドにてパスポートのチェック・保安検査を抜けて、制限エリア内に入りました。
結論、この時のパスポートチェックでアメリカからの出国は完了であり、マイアミでも何の検査も必要ありませんでした。そもそも、アメリカは出国に際して審査の手続きを行なっていないのですね。また、国内線と国際線の区別もないため、搭乗前の本人確認として、アメリカ人であればIDを、外国人であればパスポートをそれぞれスキャンして保安検査場へ進むわけです。後述しますが、乗り継ぎ地のマイアミはスクランブル方式(出発エリアと到着エリアを分けない方式。羽田T1のような方式です。)を採用しているため、マイアミでは特に審査・検査を受ける必要がなかったという訳です。
長くなりましたが、制限エリアに入ったあとは、アメリカン航空のラウンジ「アドミラルズクラブ」でくつろぎました。
アメリカのラウンジは国内線・国際線共用なので、国内線搭乗であっても軽食にありつけるのがありがたいです。
というわけで、オーランド→マイアミ便に搭乗。
ワンワールドサファイアの恩恵か、エコノミーの最前列にあたる8列目を無料で確保できました。
前方はこんな感じ。前がビジネスクラスで2列、こちらは3列になっているので、シートポケットが歪な形式になっていました。(上の写真でわかるように、窓側の人は窓下にポケットがありました。)
座席下にはマルチタイプのコンセントとUSB充電ポートが備わっていました。
そんなわけで出発。
機内サービスは、飲み物とビスケットでした。飲み物は缶ごと出してくれるので、日本の国内線と比べるとかなり大容量です。
マイアミまでは1時間強のフライト(東京-大阪間くらいでしょうか)なので、すぐに到着となりました。
マイアミはアメリカン航空の一大拠点とあって、眼前すべてアメリカン航空という壮観な光景をみることができました。
マイアミ空港での乗り継ぎ
前述の通り、マイアミでは手続きはなにもなし。荷物を預けている場合も、最終目的地までチェックインできていれば、ピックアップする必要はありません。
肝心の、どの程度乗り継ぎ時間を確保しておくべきか、という問題ですが、個人的には最低1.5時間程度見ておくのが安心かなと思います。
というのも、アメリカでは国内線・国際線問わず、搭乗開始時刻が出発の40-50分前であるケースがほとんどだからです。アメリカン航空のシステム上は乗り継ぎ時間が45分の組み合わせも表示されるのですが、これだと前の便の到着時刻=次の便の搭乗開始時刻になってしまっており、ゲート間の移動も必要なことも考えるとだいぶタイトですし、前の便が少しでも遅れると途端に乗り逃がす可能性が出てきます。
従って、搭乗時刻45分+ゲート間移動に15分+余裕代を見積もって30分の合計90分くらいを見ておくのが良いかな〜というのが個人的な見解です。
今回の私は乗り継ぎ時間を2時間ほど取っていましたし、到着も定刻だったので、比較的余裕がありました。到着後はアメリカン航空の「フラッグシップラウンジ」でくつろぎました。
アメリカンのサファイア会員は入れないのにその他のワンワールドサファイア会員は入れるという謎のレギュレーションというこのラウンジ。なににせよ、ハイクラスなラウンジを楽しむことができました。
マイアミからの出発時には、スリナム航空というなかなか珍しいキャリアもみることができました。
マイアミ→カンクン間の機窓からは、キーウエストの島々が綺麗に見えました。
既出の画像ですが、マイアミ→カンクン間の機内サービスもオーランド→マイアミ間と全く同じ内容でした。
(アメリカン航空のサイトより引用)
アメリカン航空では、国内線・国際線の区別ではなく、その運行距離でサービスを分けているようです。
国際線とはいえ、約2時間のフライト。窓から見えるカリブ海の景色を楽しんでいると、すぐに到着となりました。
カンクンに到着
カンクンに着くと、メキシコの入国審査です。
写真の通り、欧米各国や日本、韓国のパスポート保有者は、専用の自動化ゲートを利用することができました。写真奥に見える通り、それ以外の審査待ち客は列をなしているのに対し、こちらは待ち時間なしで通過できました。ありがたい。
到着した後は、タクシーにてホテルゾーン内のホテルへと向かいました。
おわり
長々と書いてきましたが、今回は以上です。アメリカの入出国が絡むといろいろと面倒なイメージでしたが、出国だけならむしろスムーズであることがわかりました。
当記事の情報がお役に立てば幸いです。
ありがとうございました!

