JAL一般

【JAL】エコノミーとプレエコの違いを徹底比較。スペースの違い、サービスの違い。

こんにちは!学生修行僧のホールディングです。

 

前回、成田→バンクーバーの旅行記を書きました。修行も終わったので、普通にエコノミークラスでのフライトでした。

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国際線のエコノミークラスに乗るのは実は5年以上ぶりで、今の身長になってから乗るのは初。

実質人生初エコノミーみたいな感じだったので、改めてエコノミークラスとプレミアムエコノミークラス(プレエコ)との違いを振り返ってみようかと思います。

 

 

機内サービス

 

まず、座席が変わります。横幅、前後の間隔など。加えて飲み物のバリエーションも少し違っているので、そのあたりを解説していきます。

 

シートピッチの差は約20㎝!

 

シートピッチとは、前の座席との間の距離のことです。

エコノミークラスでは、新型のSKY WIDERというシートで約84㎝~86㎝となっています。

対するプレエコでは、新シートで約107㎝と、20㎝以上も広くなっています。

 

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両方の座席を同じように撮影してみましたので、並べて比べてみましょう。左がプレエコ、右がエコノミーです。

エコノミークラスでは、膝から前の座席まで若干の隙間ありません。これは僕が180㎝以上あるからというのもあるのですが、それでも多くの男性はエコノミーでは脚を組むことはできないでしょう。

対してプレエコでは、前方に大きなスペースが生まれているのが分かります。脚を組むのも余裕です。前の座席に膝が当たるなんてことはないですよ。

 

 

座席幅

 

次は座席の横幅について。これもかなり違いがあるのかなと思ったのですが、実はそうでもありません。

座席自体の横の間隔は、エコノミーが47㎝~48㎝なのに対して、プレエコは48㎝~49㎝と、ほとんど違いがないことになっています。

 

ただ、実際にほとんど横幅が変わらない印象なのかというと、そうではありません。その秘密はアームレストにあります。

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JALのHPのものを加工して並べた画像なのですが、こちらを見ればわかるように、アームレストがかなり違っています。(左:プレエコ、右:エコノミー)

 

エコノミーのものが所謂一般的なアームレストなのですが、プレエコのものはもっと立派です。幅が広いので隣との距離は確実に遠くなります。また、フラットになっているので、先端部分にはコップやスマホ等を置くことできます。

 

また他にも、プレエコには隣の席との間にセンターディバイダーと呼ばれる仕切りが顔の横辺りにあります。これがあると不意に隣と目があったりということが少なくなりますので、精神衛生上有効な設備といえます。

 

 

テーブル

 

飲食や作業などの際に使うテーブルも若干仕様が異なります。

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使いまわしで申し訳ないのですが、既出のこの写真を見るとお分かりいただけるかと思います。

プレミアムエコノミーのテーブルは、単純に下してくるだけのものです。また、前後に多少動くようになっており、自分の側に引き寄せることが可能です。PCの作業もストレスなくできる広さです。

エコノミーのものは幅が折り畳みになっており、下してからもう一度折り返す形になります。それでもなお奥行きはプレエコのものと比べて狭いです。PCで作業するにはかなり狭く感じます。

 

また、プレエコだけにあるドリンクホルダーの存在も大きいです。

これがあれば、ドリンクだけの時はテーブルはしまっておけますよね。隣の人がトイレに立つことも可能です。しかし、エコノミーの場合はこれがありませんので、ドリンクだけの時もテーブルを出してその上に置かなくてはなりません。もちろん隣の人が通れるようなスペースはありませんので、お互い気を使わなくてはなりません。スペース上仕方ないのでしょうが、大きな差です。

 

機内食

 

機内食は基本的にすべて同じ。プレエコだからといって特別なものが出てくるわけではありません。 

 

ただし、プレエコのメニュー表にはJALオリジナルカップうどんの「うどんですかい」の記載があり、機内食が足らないときにはこちらを追加でオーダーすることができます。

でも、プレエコ利用の時はラウンジ使えますよね。機内食食べてなお空腹っていうシチュエーションが想像しにくいです。僕自身、今年4回プレエコ乗りましたけど、いずれも機内食の前から満腹でうどんはオーダーせず。個人的にはあまり大きなメリットとは感じません。

 

飲み物

 

機内食は全く同じなのですが、飲み物はメニューが少しだけ違います。

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こちらがメニュー表。左がエコノミーで右がプレエコです。見て分かるように、メニュー表自体も少し違っています。エコノミーはドリンクのみがハードカバーに記載されているもの(多分持ち帰り不可)、プレエコは紙製でドリンクとともに食事メニューも記載されています。こちらはおそらく持ち帰っていいやつ。

 

さて、本題のメニューの中身ですが、プレエコのメニューにある”JAL PREMIUM ECONOMY”のマークがある飲み物がエコノミーにはないものです。シャンパン、焼酎、ペリエ(炭酸水)の3つ。 

特にシャンパンは一番上に書いてあるだけあって人気です。

周りでも頼んでいる人が多かったように思います。プレエコに乗るなら一度飲んでみてほしいです。僕はお酒の良し悪しとか分からないので皆さんでお確かめください。笑

 

 

アメニティ

 

アメニティも大きく違っているポイントの1つです。

エコノミーでは、歯ブラシ、アイマスク、耳栓が用意されているとあります。これは、座席に備え付けられているというわけではなく、CAさんにお願いして受け取るという形です。

対するプレミアムエコノミー。歯ブラシ、アイマスク、耳栓、保湿マスクが入ったアメニティセットの小袋とスリッパ(靴べら付き)が各座席に備え付けられています。

座席にあるので確実に、またすぐに使えるのがありがたいです。追加される2つのアイテムは機内でのQOLを確実に上げてくれるもので、特に嬉しいです。

スリッパはビジネスホテルとかにあるペラペラの使い捨てタイプですが、あるとないとではだいぶ違います。特に長距離線。靴だと窮屈ですもんね。

また、空調が効いて乾燥する機内では、保湿マスクもかなりのお役立ちアイテムと化します。マスクのポケットに濡れスポンジのようなものを挿入して使います。夜行便の就寝時とかにつけておくと翌朝気持ちよく起きれる気がします。

 

 

 

乗る前後の特典

 

機内での両クラスの違いについて言及してきましたが、飛行機に乗る前、乗った後も違う点があるので書いていきます。

なお、この項目で比較形式ではなく、プレミアムエコノミー利用時にできること(エコノミーではできないこと)という形で書いていきます。

 

 

専用カウンターでチェックイン

 

まずは空港についてすぐ。チェックイン時から優遇があります。

プレミアムエコノミー利用時は、プレミアムエコノミークラス専用のチェックインカウンターを利用してチェックインをすることができます。

 

上がプレエコカウンター、下が同じ時間帯のエコノミーカウンター。エコノミーの方は行列ができていて10分以上かかりそうですが、プレエコカウンターはなんと1人だけ。

空港全体が特に混んでいない日でしたから、繁忙期だともっと力を発揮しそうな特典です。また、プレミアムエコノミーのカウンターがない空港ではビジネスクラスカウンターを利用できます。

 

ラウンジ

 

プレエコ利用特典のメインディッシュの1つ。

JAL指定のラウンジを利用できます。

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基本的にはビジネスクラス以上の利用者か、飛行機に頻繁に乗る上級会員しか入れない航空会社のラウンジですが、プレエコ利用でもお情け的な感じで入れてもらえます。洗練された上質な空間です。

ラウンジ内では食事やアルコールを含むドリンク、シャワーなどのサービスが無料で受けられます。

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JALのラウンジ「サクララウンジ」で食べられるビーフカレーは絶品ですよ。

平民の学生でもプレエコ利用で入れる!成田空港国際線サクララウンジのレビュー。こんにちは!ホールディングです。 先日、国際線サクララウンジに初めて行ってきました。 JALのラウンジは、基本的にサファイア...

さて、先ほどお情け的といったのはなぜかというと、JAL指定のラウンジのみの利用にとどまるからです。国内各空港ではJALのサクララウンジ、シンガポール・チャンギ空港ではdnataラウンジ、香港国際空港ではカンタスのラウンジなど。逆に言うと、他のワンワールドラウンジ(例えば成田のカンタスラウンジや香港のキャセイパシフィックのラウンジなど)は利用できません。

ビジネスクラス利用や上級会員の方はこちらも利用できるので、一つ格落ちといった感じです。まあ十分ですけどね。

 

プライオリティバッゲージサービス

 

到着地でも特典があります。それは、預け入れ手荷物を到着地の手荷物受取所で早く出してくれる「プライオリティバッゲージサービス」です。

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このようなタグ。ビジネスと書いてありますが、プレエコ利用時のものです。理由は分かりません。笑

ともかくこのタグがある荷物は一般の荷物に先駆けて出てきますので、到着地で少し早く行動開始できます。荷物が出てくるのが遅いと税関でも行列してさらに時間をとられたりするので、実時間以上に有効なことも多い特典といえます。

 

 

気になる値段の差

 

サービスの違いは分かったけど、それ結局いくらなの?って感じですよね。

僕なりの主要路線(成田・羽田からシンガポールとニューヨーク、ハワイ・ホノルル)について一番安い時でどのくらいか調べてみました。(2019/11/19日時点から2020/6/10発のフライトを検索しています)

都市 エコノミー プレエコ
シンガポール 24,500 53,500
ニューヨーク 52,500 90,500
ホノルル 37,500 90,000

いずれも円。税・サ別の片道運賃です。 

基本的にエコノミーの倍くらいと考えていいですかね。ホノルルはちょっと高いですが。

なお、プレエコは座席数が少ないため埋まりやすいです。その分運賃も上がりやすいので、早めの予約が鉄則です。

 

値段も含め、プレエコは本当に価値があるのかを個人の主観で論じてみました。↓

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まとめ

 

というわけで、エコノミークラスとプレミアムエコノミーの違いについて記述してきました。

座席が広いのはもちろん、乗る前や乗った後も特典が受けられるプレミアムエコノミー。エコノミーに比べると高いですが、ビジネスほどはバカ高くないので、一度体験してみてはいかがでしょうか。ラウンジで過ごすフライト前のひとときは最高ですよ(写真はシンガポール・dnata lounge)。

 

以上です。

ありがとうございました!